team千の光⭐ 名合です。
昨日は、東日本大震災から丸9年となる忘れてはならない日でしたが、新型コロナウイルスの蔓延により、まさに世界中が新たな不安に包まれています。
こんな時だからこそ、ストレス状態に拍車をかけない為の知恵を情報発信していきたいと思います。
カウンセラーというと、心を扱う専門家というイメージだと思いますが、実は心の叫びは【からだ】の方に先に現れる人が大多数です。特に、自分の気持ちを言葉にするのが難しい人、他の人の気持ちを先に感じてしまう人、その場の空気を皮膚感覚で感じる人などは、大きなストレス状況に置かれた時、からだが先に悲鳴を上げます。
食欲がない、 眠れない、 お腹が痛い、 頭が痛い、 動悸、 めまい、
便秘や下痢、寝汗、等など
不安や緊張が続くと、神経の興奮状態(気が立つとか言いますね)が続き、自律神経に乱れが生じます。人間は活動する時には交感神経、休む時には副交感神経が優位になるようになっていますが、その切り替え機能にトラブルが生じると、休みたいのに身体はまるで全速力で走っているかのような状態になって、疲れているのに眠れない、動悸がする・・・という状態が起こります。そうすると睡眠に問題が起こり始めます。
人は睡眠不足などで休まらない状態が続くと、正常な考えができなくなったり、普段は何ともないようなことが気になったり、怒りっぽくなったり、マイナス思考に陥ったりと、心に影響が出るようになります。「メンタルに問題がある」という言い方で、自分に関係ないと思われる方もおられますが、これは人間の心とからだにとって自然な現象なのです。
ストレスをコップに入った水に例えると、普段は適度にストレス発散して減ったり増えたりを繰り返しながら、溢れることなく維持できているコップの水も、災害や見通しの立たない不安などをきっかけに一気に溢れてしまうことは誰にでも起こりうるのです。
それを少しでも軽減する為に、役に立つのが『自分の感情を知る』ことです。友達と遊べない子どもやその面倒をみる親の双方がイライラして親子喧嘩が増えたり、虐待リスクが高まっているご家庭も増えています。
自分の日々の気持ちを一日の終わりに立ち止まって振り返ってみてください。
お子さんの様子も観察してみましょう。
ギリギリだと感じる場合は、誰かと話したり、日記のように記録するのも一つです。
私たちは、ネクストゴールを設定するにあたり、『気持ちシール』の製作を掲げました。LINEのスタンプは相手へ向けての自分の気持ちを表しますが、自分自身の気持ちに意識を向ける練習の為のシールを開発したいと思っています。
新型コロナウイルスの収束を祈りつつ、あと2週間、皆さまに役立つ情報も考えていきます!!!
引き続き、よろしくお願い申し上げます。