第2回『心とからだの声を聴こう』&鎮魂と祈りのライトアップを今年も行うことができました
7月6日(土)、西日本豪雨から丸6年を迎えるこの日、ささやかなイベントと例年通りのライトアップを真備町岡田千光寺で行いました。今年は遅い梅雨入りで、心配した雨こそ降りませんでしたが、暑い暑い一日となりました💦
イベントでは、写経会、中国・台湾茶体験、絵本の読み聞かせ、マンダラ塗り絵などをご用意し、お待ちしておりました。
この日、山陽新聞の「復興に向かって」という連載の⑥に、相談活動を取り上げていただきました。
西日本豪雨では、生活再建のめどがまだ立たない頃に、コロナ過を迎え、重なる未曾有の状態に、心に蓋をして来られた方々がたくさんおられること、頭や心では<自分は大丈夫>と思っていても身体がSOSを出すこと、被災状況の重さと心身の負担は必ずしも比例しないため、私達は直接被災された方だけを対象としていないこと、時間が経った頃に潜在的に抱えていた問題が顔を出すこと等々、お伝えしたいことはまだまだたくさんありましたが、紙面の関係上、上記のようにまとめていただきました。
朝は、写経を行いました。皆さん、初めてという方ばかりで、心鎮まる時間を過ごされました。
前回同様、中国・台湾茶体験は人気で、協力してくださったお茶の伝道師(じゅんさん)が、何種類もの珍しいお茶をご用意くださり、みなさま貴重な体験ができたことと思います。
初の試みとして、電子書籍の絵本をプロジェクターを使って読み聞かせを行ってみました。
からだのこと、心のこと、大切なものと別れる気持ち、誰かを想うこと、そういうことが描かれた絵本もご用意いたしました。
マンダラ塗り絵は、残念ながらスタッフが体験するに留まりました💦
千光寺のご住職により、7回忌の読経を丁寧にあげることができたと思います。
丸6年を迎え、地元では追悼行事などは行わない方向にシフトし、ハード面の工事なども一区切りし、あの日のことは忘れて、前を向いていこう!という流れを感じます。それもとても大事なことであり、健全な心の動きだと思います。
一方で、その流れに乗れず、取り残された気持ちで身動きが取れない方、忘れたくても忘れられず苦しんでおられる方、水害との関係はわからなくても何かが変わってしまったという方等々、そのようなやり場のない気持ちの受け皿でい続けることが、本当にこれから必要なことだと思っております。
皆様にご支援いただいた活動資金は、コロナ禍で活動が制限されたこともあり、今回のイベントまで大切に使わせていただくことができました。本当にありがとうございました。
今後も活動を続けていくために、自分達に何が必要か、地元で必要とされていることは何かなど、知恵を絞りながら、持続可能なものとしていかなければと決意を新たにしております。
今後とも、どうぞ見守っていただけたらと思います。
team千の光代表 名合