4年目のライトアップ ~心の灯~

台風の心配がありましたが、準備も含めて雨に悩まされることもなく、今年も無事にライトアップを終えることができました。災害1年後の2019年7月からスタートして、今回が4年目の5回目(初年度は7月とお盆時期の2回実施)でした。
当初よりたくさんの方々のご協力を得て実施して参りましたが、やはりクラファンを実施した2年目3回目から、より多くの方々に応援いただき、実際に準備のお手伝いに来てくださる方も、参拝くださる方も増えました。
悩みながらのクラファンでしたが、本当にチャレンジしてよかったと、改めて実感し、ご支援くださった方々に感謝申し上げます。

災害から4年が経ち、小さな町なので仮設住宅に居住している方は100人を切り、主要な店舗は再建されていますが、小さいながらも3ヶ所決壊し町に大きなダメージを与えた末政川に架かる「有井橋」の架け替え工事は、今年の4月に、ようやく開始されたところです。
橋自体は僅か10m程度のものですが、スーパーや飲食店が密集する県道(西国街道)でもある真備の幹線道路なので、ここが200mだけとはいえ2年間も通行止めになることは、住民にとって結構な不便を強いられることと思います。

末政川の土手より低いところにあった有井橋は、災害当時も陥落し、しばらく通行止めになっていました。
 

↓2018.7.7 6:30時の有井橋の様子
https://www.sanyonews.jp/sp/okayama_gou_timeline
 

今回の工事で土手(堤防)を嵩上げし、その上に橋を架けるので、かなり急こう配な橋になるようです。
この有井橋から数百メートルのところに実家があった私としては、工事現場の近くを通り、その様子を目にすると、何とも言えない気持ちになりました。

team千の光は、多くの灯りを失った故郷と故郷の人達の心に少しずつでも再び光を灯すこと、忘れずに共にあることを目指して立ち上げ、活動してきました。
町の灯は着実に増えていると感じますが、自分自身のこと、被災された方々の話を聞いたり様子をみていると、心の灯は点いたり、消えたり…
そんなことを感じた4年目のライトアップでした。

事務局H