小さな川の脅威

READYFORの新着情報では初めて登場します事務局Hです。
私も代表の名合と同じく真備町出身ですが、現在は大阪在住です。

私の実家は災害で決壊した末政川から約100mほどのところにありました。
真備の川全体で8ヶ所の決壊がありましたが、この末政川の決壊個所周辺が特に被害が大きく、犠牲者も一番多かったところです。

そんな川の近くに住んでいて、なぜ早めに避難しなかったのか、と疑問に思われる方も多いかもしれません。私も実際に末政川を見たことがなければ、そう思っていたのではないかと思います。

しかし、末政川はとても小さく、水位が低いときは水が流れているのかどうか分からないような川です。

2018.9.28 発災から約3ヶ月後の末政川
2018.9.28 子どもの頃よく遊んだ末政川沿いにある神社

災害後にこの末政川が過去に何度か氾濫したことを知りましたが、それまでこんな小さな川が猛威をふるうとは夢にも思いませんでした。

災害から約1年半-
スーパーやお店が密集する国道・県道沿いは、ほぼ元通りに復興されたと感じます。事業者の方々のご苦労と想いのたまものだと思います。

一方、末政川周辺の復興はまだまだで、川の復旧工事も一部終わったところでした。

2020.2.1 末政川と荒神社

川幅や堤防を拡幅するため、末政川沿いのお家は立ち退きを強いられています。それが復旧が進まないことの原因なのかは分かりません。

私が真備を離れてから実家の周辺は次々と住宅が建てられていました。引越ししてきて3ヶ月や1週間で被災された方々もいます。


そんなところも、今は空き地が目立ちます。

僅かに戻って生活を始めているお家もありましたが、私にとってはそれが逆に切なく、また胸が押しつぶされそうになってしまいました。

3月21日・22日のイベントの案内を始めました